ラブライブ!サンシャイン!! 2期 第12話感想的なアレ
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を心がけていきます。感想メインです。
第12話、文句無しの神回。ありがとうラブライブ
今週はラブライブ決勝回でした。
OPからラストシーンまで、余すことなく良かったです。
今回の良かったところ
- 1人1人のラブライブ決勝に向けての意気込み
- 随所に渡る1期や2期の想起演出
- 勝敗の分からない演出
良くなかったところ
- なし
今週で最も良かったのは、Aqoursメンバー1人1人が、ラブライブ決勝への意気込みを語るシーンです。
きっかけは、千歌が、勝つことや浦の星女学院の名前を残す、という目的に対して疑問を抱くことから始まります。
そこから、千歌が他のメンバーに対して1人ずつ「勝ちたいか?」ということを聞いていきます。
個人的に良かったのは、果南と梨子ですね。
果南は、「やっと終われてせいせいする」という感想を抱いているようで。
衝撃的でしたね。
ただ、今を精一杯楽しみたいから勝ちたい、って果南から聞けるのは印象深いですね。
スクールアイドルから一番遠ざかっていた果南が、スクールアイドルに対してここまで思いを寄せているのが凄くグッときました。
そして梨子です。
曜や千歌に対して、「出会えたことが奇跡」「スクールアイドルがやりたい」と言っていて、色々なものが込み上げてくるようでした。
1期1話で、千歌が「奇跡」と言ったあの時から、梨子は頑なに誘いを断り続け、半ば成り行きでAqoursに加入したあの時から、ずっと言って来なかった。
梨子の本音が、この耳で聞けて良かったです。
このタイミングで回収するのが、素晴らしいんですよね。
あとは、花丸が「ずら」を使わずに本音を打ち明けたり、
何だかんだ言って全員が「勝ちたい」と言ったり、
ここら辺が丁寧なんですよね。あはれなり
そして、今回は今までの想起演出が凄かったです。
SaintSnowが千歌に「勝ちたいですか?」と聞いて、今回の演出のきっかけを作りました。
こういうのは本当は決勝での戦い前に言って欲しかったセリフではありましたが、、、。
1期7話での東京イベントの時の「0」の紙を手放すシーンでは、
千歌が「有難う、バイバイ」と言って、1期8話のμ’s決別を思い出しました。
新たな原動力である「0から1へ」の想いとも決別して、
これから先へ進んでいく、Aqoursというグループの成長が見れて凄く良かったです。
また、SaintSnowは、ラブライブ決勝を「雲の上のよう」と表現しました。
そしてそれが、ラブライブ決勝の演出へと、繋がっていきます。
例えこの1話だけであっても、ここで回収するのは流石です。
そして新曲「WATER BLUE NEW WORLD」です。これがまた素晴らしい。
ひたすら「今」を念頭に置いた良い曲です。
サビでは「未来」を見据えた、まさにAqoursという物語のような曲です。
サビで音を上げ切らないのも、重厚感や力強さを感じました。
曜の髪が神ってました。
最後に、優勝したか分からない演出はベタながら良いですね。
μ’sの時は優勝確定でしたから。
しかしながら、神社に必勝祈願に行った時も、他のアイドルを意識して、あれだけ「勝ちたい」という言葉をメンバーから聞いたのに、
決勝のパフォーマンスは、どこか敵がいないような、そういうものに感じられました。
そこがまた、1期13話と似たような感じが(良い意味で)味わえました。
あくまで個人的な意見ですが、
ラブライブ!サンシャイン!!2期は、恐らく躓いたスタートになったと思います。
序盤は、意図もしないようなストーリー展開や、無駄要素の多さ、
2ndライブや、スクフェスイベントなどで上がり切ったハードルが、一気に崩れ去るように感じました。
しかし、廃校問題との決別、ここで敢えて失敗することが、「ラブライブ!」にとって新たな切り口となったことは間違いありません。
多少、よく分からない話も入りましたが、ファンミなどもあってか、もう一度面白さを取り戻してきたように感じます。
僕は思い切り手の平返しをしているのでしょうが、それだけ、ここ2話が、素晴らしかったのです。
次回最終回は、どうなろうが特に気にすることは無いかもしれません。
まあ、μ’sの2期最終回のようなものは期待はしていませんが。
ただ、当初期待していたものとは違う何かを、得ることができたので、また新たな部分が見られれば、それに越したことはありません。
楽しみです。
それではまた明日にでも。