朝靄とネクタイ

自己顕示欲と僻みのミックスジュースブログ

Aqoursはどこへ向かうのか(ライブレポート)(1/2)

 初の東京ドームだってのに、公演中は過去一番で頭が冴えていました。フェルマーの最終定理すら証明する勢いでした。

 アニメでは1年以内に、現実でも1stライブ(2017/02/25)から1年と半年ほどで、彼女たちは東京ドーム(アキバドーム)に足を踏み入れました。そんな、誰も夢見ていなかったような現実を目の当たりにして、僕はAqoursのことを考えていました。

 特に思いを馳せていたのは、高海千歌でした。

 彼女は「普通」である自分にコンプレックスを抱いていました。しかし、客観的に考えてこの規模のスクールアイドルを生み出した彼女が「普通」なはずありません。そう思う自分が居ました。

 ただ、僕の脳は一つの解を導き出しました。

 「高海千歌は普通である」

 彼女が普通から逃れようとする行為、それこそが「普通」なのであると。

 じゃあ彼女に周りの助けがあったから、Aqoursは成功したのか。それも違います。確かに、高海千歌はスクールアイドルのイロハも分からないヤバい奴も良いとこなんですが、曜ちゃんを始めとする周りの面々もまた、「普通」なのであると。

 その「普通」同士が手を取り合って、折れずに進んできた、折れたときは、さらに周りの力を借りてここまで来たんだなあと。

 

 という訳でライブレポです。

 別に書く気力も湧かないので割と適当目に書きます。

 

曲(セトリ)について

 かなり良かったと思います。ただ、折角東京ドームに来てるのに「Water Blue New World」両日やらないのはどうかしてるかなあ…。

 1stから4thまで網羅的にやってるので、過去のライブの表題曲「Step! Zero to One」「Happy Party Train」「Wonderful Stories」は両日やって欲しいですよね。

 あと全体的に2日目の方が優遇されてますね。曲テイストの違いというより、演出やアニメ的に外せない曲が意図的に2日目に入れられてる印象を受けました。

  ちなみに、「スリリング・ワンウェイ」は2ndの時死ぬほど盛り上がったので聴きたかったです。

  クリスマス曲も、クリスマスライブ以来ですがあんまし需要が…って感じでした。盛り上がりましたし、演者さんも動きが少ないので入れやすいとは思うんですけど。クリスマス近辺にイベントが無いからってねじ込むよりは、もっと曲を増やしてアルバムでも引っ提げてから大型ライブやツアーを行って欲しいものなのですが、最近コンテンツから離れてたのであまり口出しはできませんね。

 

演出面にかんして

 最高でしたね。サントラを生音演奏したり、9人での「想いよひとつになれ」、決勝に進めなかったSaint Snowを呼んで「Awaken the Power」((なんかスパスラ感、作曲者一緒ですし)なってきました。)をやったりとアニメ勢からしたら大喜びの内容だったのではないでしょうか。

 2ndはどちらかというとCD重視でした(ユニット2枚目もあったので)が、今回の4thも3rdに引き続きアニメ寄りの演出でしたね。

 これまでの総復習、階段を上り詰めたところにきたという意味合いが強かったです。そしてそこからどう進むのか、短い間でここまで成長したグループはどこへ向かうのという問いに答えるライブだったのかなと。正直、生き急ぎ感強すぎでしたからね。

 

続きます。多分。