朝靄とネクタイ

ほのぼの現実逃避ブログ

おーい磯野、ジャンプなんて買わないで漫画村使おうぜ!

サザエさんの世界線ではジャンプは高級品そうだし、波平もよく仕組みとか分かってなさそうなので、カツオはすぐ漫画村ユーザーになりそうですね。

 

カツオの歳から毎週ジャンプを買ってきて、今年で8年目になる私でも、漫画村には非常に魅力を感じます。

実際、私がカツオの歳に漫画村があったならば、私は毎週購読などしていなかったでしょう。

小学生や、中学生などは、ジャンプに金を払おうともそんな余裕ありませんから。

 

話は少し変わりますが、ジャンプのメインの購読層が小中学生かと言ったら疑問が出てきます。

高校生、いや大学生やそれ以上ぐらいが毎週購読しているのではないでしょうか。

私の周辺は立ち読みで済ませている人も多いです。

 

というのも、小中学生や高校生は、アニメになった漫画を読み、学校で話のタネにしたいだけなので、新連載や打ち切り作には興味が無い訳です。

ブラッククローバー」や「僕のヒーローアカデミア」は知っていても、「HUNGRY JOKER」や「逢魔ヶ時動物園」なんかは知らない筈です。

 

また、これらの人間は、アニメ等もそうですが、周りと共有できることに一種の意義を感じます。

しかし、金銭をあまり持っていない若者は、これらの共有の過程にできるだけコストを使いたくない訳です。無料なら無料なだけ良い訳です。

TVアニメを、リアルタイム視聴や録画をしたり、漫画を、立ち読みしたりします。

 

これにおいて、漫画村も一種のそれに近いと言えるでしょう。

全国ネットのニュースに石田スイのイラストが載せられる時代に、「東京喰種」を読んでないなんてありえない訳です。

しかし、すでに30巻以上出ている漫画を、立ち読みやTVアニメの再放送で追うことはできません。

そこで、漫画村が登場する訳です。

 

もちろんこれは、漫画村利用の動機のほんの一部にしか過ぎませんが、実際に、

  • 小中学生、高校生の若年層が
  • 周りとの共有(SNS、学校など)のため
  • 金銭を使う余裕のなさ、億劫さから
  • 漫画村を利用する

ことはかなりあり得ることだと思います。

よくTwitterなどで炎上する漫画村ユーザーはこの手の類だと思われます。

 

また少し話を変えます。

例えば、仮に、漫画村などの海賊版サイトが全て閉鎖され利用できなくなったとして、上記のような若年層は毎週ジャンプを買うでしょうか。

 

答えは限りなくNOに近いと思います。

推測でもなく、金銭を使うことに余裕が無い、または億劫な時点で、漫画村のようなプラットフォームが無くなっただけで購入することはあり得ません。

単純に、コンビニなどで立ち読みする人間が増えるだけではないのでしょうか。

 

NOと断言できないのは、学校にジャンプを持ち込んでくるような、共有のために金銭を使う一部の人間がいるからです。

しかし、これはあくまで一部な訳で、仮に学校にジャンプを持ち込む人間が一人でもいれば、それを回し読みすることによって何十人でも読むことができます。

 

話が長くなりましたが本題に入ります。

今、「ジャンプPARTY」「コミックDAYS」などの無料プラットフォームを作る出版社が多く見受けられますが、私の意見では、これらは全て間違っています。

 

まず、カツオ側として、出るのが遅い、というものがあります。

若年層に提供するネタは鮮度が命です。

数週間前の雑誌で満足できるほどカツオは俗世離れしていないでしょう。

 

そして、私側として、定期購読者に対して何の配慮もなされていない、というものがあります。

数週間前のジャンプが無料で読める?は?バカにしてんのか

こちら側が毎週250円払って買っているジャンプが、数週間たったら無料で読めるのですか。私たちは何のためにジャンプを買っているのですか。

 

そもそも公式か非公式かの違いしかない無料のプラットフォームというのが間違っています。漫画村と同じ土俵で戦って何がしたいのですか。

しかも、漫画村の方が鮮度が良いのだから、そちらにユーザーが流れるのは当然のことでしょう。

出版社は全て、若年層の需要と漫画村の供給の関係を完全に把握していません。

 

前提として、「ジャンプ+」「マンガワン」などの無料漫画アプリの台頭によって、若年層は「金を払わなくても面白い漫画が読める」という図式を完成させてしまったのです。

これは、電子書籍スマホの爆発的な普及により、避けることは不可避であったとも言えるでしょう。

しかし、これらの図式があるからこそ漫画村が発展したのです。

出版社はここの過程や図式をしっかりと把握していないから、「漫画村に対抗するには公式の無料プラットフォームを作るしかない」と短絡的な考えに至る訳です。

アホですか?

 

漫画村に対抗するには、金を払うことに対して億劫な若年層に金を使わせれば良いだけの話です。

「ジャンプPARTY」のようなタスク消化なんて回りくどいこともする必要がありません。

集英社はタスク消化で、対価を払うことの考えの取り戻しを考えているようですが、若年層が等価に思える対価にすれば良いだけです。

 

例えば、ジャンプの電子書籍は最新号であっても半額にすれば良いと思います。

結局のところ、電子書籍で買う層は、ジャンプを「読む」ことにしか興味が無いためです。ならば安くすれば若年層からの購読も増えると思います。

漫画村ユーザーも、「読む」ことにしか興味が無いためです。

また、単話を20円程度の格安で販売できるのも、電子書籍の強みです。

ONE PIECE」しか読まないからジャンプを買わない層が何人いると思うのか、立ち読みだけの層も十分狙えます。

 

そして、ジャンプの製本版は特典などを豊富にするべきです。

製本読者は、「買う」ことに重点を置いているためです。

流石に毎週遊戯王カードはつけられなくても、500冊に1冊の割合で500円のiTunesカードを付けたり、新人を含めた作家へのフィードバックを行ったり、今までジャンプが全くやらなかった「漫画以外」の部分に手を付けなければいけないと思います。

無料のプラットフォームができればできるほど、今まで購読してきた層は生きづらくなります。

 

まさか、漫画村のせいで読者は減りはするけどジャンプPARTYでは減らないとでも思っているのではないでしょう。

流石にそこは考えているでしょうが、それが見えてこないのが残念です。

結局のところ、この「読む」層と「買う」層のターゲット絞りも、ジャンプPARTYなどの無料プラットフォームはできていないのだと思います。

 

「読む」層を増やしたいなら有料のものを安く、

「買う」層を増やしたいなら有料のものを豪華に、

そして、決して無料のものを増やしたり、タダにタダで対抗するのだけは止めた方が良いと思います。というか、止めてください。

漫画村と同じ土俵で勝負してはなりません。負けは見えています。

ボクシングの計量オーバーやドーピングレベルの相手ではありません、人間とサイヤ人がリングの上で戦っているようなものです。勝ち目がありません。

 

ジャンプを毎週購読している私から言わせれば、

「いつか」買ってくれるかもしれない若年層に買って貰うより、

「今」買ってくれる読者に目を向けてください。

このままでは誰も買いたいと思えないような雑誌になってしまいます。

私の人生の7/18、約4割はジャンプでできています。だからこれから手放すことは無いでしょうが、どうか私と同じもしくは長い間ジャンプを買う人たちのために雑誌作りをしてください。

ナルトやこち亀をはじめ、大連載が次々と終了し、ネットでは暗黒時代と呼ばれ、発行部数も落ちて、ただでさえ厳しい状況にある雑誌を、自らの手で首を絞めるような真似だけはしないでください。

 

最後に、

私がジャンプを買い始めた頃は、エロ同人誌を読もうものなら、他サイトに行ってアクセスキーを入手してロックを解除して読む形式ばかりでした。

漫画村はアクセスキーも、ブロック崩しもありません。

加えてこの出版社の空回り。

もしカツオが私のようにひねくれた少年だったなら、中島に頼らなくても漫画村を進んで選んだことでしょう。

正直、情強ならモラルは優先しないかと思います。

 

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