Aqoursとかμ’sとか虹ヶ咲学園とかごちゃ混ぜになった世界観はあんまり好きじゃない
具体的にはスクフェスで展開されるこの一大プロジェクトですが、
世界観は好きじゃないです。
感覚としてはTV版エヴァの最終回観てる感覚で、
世界としては確実に存在してるのですが、違和感しかない。
もっともこれは、違和感を感じる前の世界を知らなければなりません。
このスクフェスの世界観は、
μ’sは解散せず(そもそも卒業してるのか…?)、
Aqoursがμ’sへの憧れと地方スクールアイドルという現実で葛藤することも無い、
そんな世界です。
確かに平和です。悲しむことも苦しむことも無い。
スクールアイドルという、限られた中だけではない、永遠の時間の中を永遠に輝き続けることができます。
でもそれは何か違う。
μ’sは、解散することを受け入れて輝こうとしてるから良いのであって。
穂乃果も、「限られた時間の中で、精一杯輝こうとするスクールアイドルが好き」と言うように、その輝きがいつか終わるからこそ、より一層輝いて見えるのだと思います。
Aqoursにおいても、自分たちに大きな影響を与えたμ’sへの憧れと、地方スクールアイドルという現実の間に自己を見いだせない葛藤があり、それが本質なのであって。
いつでも憧れの存在に会いに行けて、一緒に輝けることは、いつまでも憧れのまま、Aqoursという名前のファンの集まりでしかありません。
だから何だと言われればそれまでですが、
あの世界は到底肯定できるはずありません。
かと言って否定できるかと言われると不安ではあります。
あの世界は、アニメや僕たちの上で理想の世界であったためです。
ただ、理想であり現実では無い。
真の美しさは、現実の中にあると思います。
だからと言ってあの世界は現実逃避とかイデアとか言いたいわけでは無く、
あの世界が一つの現実なのです。
本来なら、その別の現実同士を比べるべきではないのです。
ただ、それでも2つの世界を見た人間は、必ず比べ、どちらかに行くでしょう。
行かなかった方は揃って「理想」や「パラレルワールド」なのです。
僕はたまたま「アニメの世界」に行っただけです。
本来なら二つとも肯定されるべきものです。
しかし僕はあの世界が好きじゃない。
そういう話でした。
アニメ明日なので楽しみです。
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それではまた明日にでも。