『歪のアマルガム』 を応援する 第2週 (漫画感想的なアレ)
こんばんは。
しばらく更新できず、申し訳ありませんでした。
応援する、という趣旨のもと始めたこの記事も本編ではすでに5話、読者の皆様にはかなりの間お待たせしてしまいました。
では、早速2話のネタバレ及び感想を書いていきます。
以下ネタバレ注意です。
※絵バレに関しては、3話までは無料で読めるジャンプ+より引用し、4話以降は無しとさせていただきます。コミックス発売次第、絵バレは行う予定です。
あらすじ
——戦時中、軍の研究機関「賽」は、発見された6つの木乃伊(ミイラ)に対し、生体兵器としての可能性を研究します。しかし、終戦とともに行方を眩ましてしまいました。
話は戻り、研究施設。
六道は黒水に刀を向けられます。
化け物(以後妖)と人とが混じりあう六道はいつ自我を失い暴走するか分からない。よって、そうなる前に殺す、黒水は言います。
さらに黒水は六道に警察手帳を向け言い放ちます。
「俺達は賽のみを捜査対象とする特務課の”零課”だ」
今にも黒水に斬られようかという所、研究施設の奥から足音が——。
若い女性でした。
生存者と思わしき人に六道は駆け寄ります。しかし、話しかけても彼女と話が嚙み合いません。すると突如、彼女の体が——
彼女は妖の体となっていました。勿論、自我はありません。
こうなってしまっては死ぬ以外道はありません。黒水は女性を殺そうとしますが、六道に止められます。
六道が妖の力をコントロールできることに驚く黒水に対し、六道は言い放ちます。
「他人が勝手にこの人の命、諦めていいのかよ!!」
その時、女性が、六道が出した骨に自分の首を差し(刺し)出したのです——
悔やむ六道をよそに、黒水は興が冷めた様子。
黒水は六道に「妖細胞に飲み込まれ、自我を失ったときは自分が殺す。それまでは生かしておく」という約束をします。
六道は気が抜けたのか、気を失います。
その一部始終を黒水は「課長」に報告します。
課長は電話越しに黒水に伝えます。
「道はあるさ、元の体に戻れる道は」
つづく———。
以下、感想です。
今回で、アバウトにも敵組織(賽)と、味方組織(零課)の存在が明らかとなりました。これにより、妖に関わる勢力が二分されていることが分かります。
つまり、今後考えうる展開では、中立側または無所属でも出ない限り「賽vs零課」という構図でしかバトルが成り立たないということになります。予想はできましたが、連載していく上ではかなり不便ではあると思います。
六道は後に零課に入るのですが、やはり展開上『東京喰種』を思い出してしまう節もあります。似たような漫画になることを避けるためにできることはいくつかあるのですが、それは3話の方で書いていこうと思います。
今回も心理描写や演出は、とても良かったです。今現在ジャンプで連載している漫画の中でもかなり上の方に位置していると思います。
「デートのお陰で奇跡的に自我を保てた六道が、デートの最中に妖になってしまった人と出会う」という演出はやはり神がかっています。自ら死を選んだ女性の最期の笑顔も印象的ですね。
また、六道は2話にして自分の力をコントロールできることが分かります。バトル展開に持っていくためには必要なのでしょう。近年のジャンプには修行イベというものはあまり存在せず(スポ根を除く)、才能と閃きで戦うものが多いですが、この漫画においてはそれはとても重要なことです。
バトル漫画としてやっていけば、この漫画は打ち切りコースでしょうが、人間ドラマや成長をメインに据えてやっていけば、この漫画は大作になると思います。それを期待して、この記事を始めたのですから。
3話では、より詳しく零課や賽について理解できると思います。
次回の記事は、早めに更新できるよう頑張ります。
それではまた明日にでも。