朝靄とネクタイ

自己顕示欲と僻みのミックスジュースブログ

ラブライブ!サンシャイン!! 第十一話感想的なアレ(ネタバレ注意)

こんばんは。

 

昨日9/12は前作ラブライブ!南ことりちゃんの誕生日です。twitterなどでも、朝から話題になっていましたね。みなさんもお祝いしてあげましょう。

 

さて、ラブライブ!サンシャイン!!も早いもので11話です。サブタイトルは「友情ヨーソロー」ということで、曜ちゃん回と予想した方も多いのではないのでしょうか。

早速振り返っていきましょう。

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まだ観ていない方はこちらから、お早めに

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以後、ネタバレ注意です。

 

11話を簡単にまとめると

  • 曜ちゃん回!
  • 聖母マリー、株上げヨーソロー
  • それぞれのステージ          です。

それでは、順を追って紐解きましょう。

 

曜ちゃん回!

今回は大きく2つのストーリーが展開していくのですが、先に述べたまとめの上2つがこちらのストーリーとなります。もう1つは後に書いていきます。

 

さて、前回のおさらいをします。簡潔にまとめると

梨子ちゃんがピアノの発表会のためにラブライブ予選を諦める

というストーリーでした。

今回は梨子ちゃんの見送りのシーンからのスタートです。

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Aqoursメンバー全員で、梨子ちゃんを激励します。梨子ちゃんもそれに答えるかのように、笑顔で東京へ赴きます。

「これで予選突破せざるを得なくなった」と意気込む一同、熱が入ります。

 

さて、ラブライブ予選に向けて特訓!と言いたいところですが、ダイヤはひとつ仕事を残していました。

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そうです、プール掃除です。

どうやら鞠莉が「夏休みに入ったら、プール掃除なんとかしろ」とダイヤに言ったが、夏休みということもあり、人手を手配できなかったとのこと。Aqoursメンバーは生徒会の仕事を手伝う約束なので、手伝う羽目になったワケです。

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「理事長と生徒会長がこんなで大丈夫なの?」と実は良い子の善子が幼馴染の果南に聞くほどのレベル。お互い学校に行ってないことが多いですが、Aqoursの常識人ポジションですね。2年生だと梨子ちゃんでしょうか?

 

プール掃除も終わったところで、果南が「ダンス練習しない?」と提案します。一同もこれに賛成。ダンスの練習をすることに。

余談ですが、アニメが進んでいくにつれ、ダイヤではなく果南の方が前作ラブライブ!でいう絢瀬絵里のポジションについてきていますね。ダイヤはもう、矢澤にこにしか思えません。

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スタートポジションにつくAqoursメンバーですが、梨子ちゃんがいないことで、見栄えが悪くなってしまいました。ラブライブ予選に梨子ちゃんは参加できないので、振り付けを変えるか、それとも、代役を頼むか……

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「え?私??」 

 曜に代役を頼むことに。同じ2年生ということもあり、一同の意見も概ね同じようなものでした。

 

早速練習する2人ですが、なかなか上手くいきません。

屋上で何回も練習しますが、それでも出来ず、夕方になっても、コンビニの駐車場で練習しています。

余談ですが、コンビニのカラーがセブンイレブンなので、宣伝も兼ねていますね。今週(9/12~)は対象商品購入で寝そべりマグネットが手に入ります。各メンバー3個だったので、僕は梨子ちゃんしか手に入りませんでした。

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上手くいかない2人ですが、曜ちゃんの「梨子ちゃんと練習しているようにやってみて」の一言で、1度だけ成功します。

東京のスタジオについたとのことで梨子ちゃんが千歌ちゃんの携帯に連絡を入れます。その場に居合わせた1年生’ズと千歌ちゃんは梨子ちゃんに声を聞かせるのですが、曜ちゃんは話せず終いでした。

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渡そうと2つに割ったアイスも結局袋に戻します。

この演出はベタですが胸がキュンとなる演出ですよね。少女漫画っぽいです。このアイスの詳細が分からないのですが、静岡ならメジャーなアイスなのでしょうか。

 

翌日、千歌ちゃんに本音を伝えようと意気込む曜ですが、梨子ちゃんからのシュシュをもらったり結局言えず終いになります。

梨子ちゃんはメンバーに平等に愛を注いでいて、千歌ちゃんには特別注いでいる感じがひしひしと伝わってきて良いですよね。他のメンバーからしたらただの「良い人」な訳で。曜ちゃんのような目線で見るとまた違う訳で、面白いです。

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また片想いの少女みたいな演出ですが、仕方のないことですね。視聴者は焦らされてる気持ちにさせられます。

 

その夜、「結局言えなかったなあ…」と5話のヨハネのような感じになってます。何気にメガネ初披露。ゴーグルかと思うぐらいゴツイです。

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悩む曜ちゃんのもとに、梨子ちゃんから1本の電話が入ります。

「曜ちゃんが私のポジションで歌うことになった、って聞いたから」 

 「無理に合わせる必要はない」と話す梨子ですが、曜は「そんなことないよ」と卑屈になっています。

「千歌ちゃんの側には、梨子ちゃんが一番合ってると思う」 

梨子ちゃんに、本音を話します。それに対し梨子は「そんなこと思ってたんだ……」と漏らします。と、同時に

「千歌ちゃん、前に言ってたんだよ……」 

と、曜ちゃんに話します。

 

その時

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「曜ちゃーーん!!」 

 と千歌ちゃんが曜の家まで来ます。ナイスタイミング。

ダンスの振り付け、合わせるんじゃなくて、イチから作り直したほうが良い!曜ちゃんと2人で!!」 

 わざわざこのためだけに自転車を走らせて、汗びっしょりになった千歌ちゃん。曜ちゃんはすかさず階段を駆けおります。

曜ちゃんは、さっきの梨子ちゃんの言葉を思い出します。

「スクールアイドルは曜ちゃんとやる、って。絶対一緒にやり遂げる、って」 

自分のためにここまでしてくれる千歌ちゃんに曜ちゃんは抱きつきます。前話といい千歌ちゃんは抱かれすぎじゃないかと思うレベルの頻度です。

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千歌ちゃんマジプリンス

「急にどうしたの!?」と聞く千歌ちゃんですが、「いいの!」と曜ちゃんは答えようとしません。自分が勝手に思い込んでいた誤解が解けて、千歌ちゃんに対して申し訳なくなって、曜ちゃんはただ千歌ちゃんの胸で泣くばかりでした。

 

さて、ここまで書いてきましたが、「曜ちゃんどうしたの?」と思う方がほとんどだと思います。曜ちゃんの心境については、次の項で説明します。

 

聖母マリー、株上げヨーソロー

話は遡り、曜ちゃんと千歌ちゃんが屋上で練習しているとき、ある人物は浮かない表情をしていました。

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それは、鞠莉でした。

鞠莉は、上手くいかない2人を見て、「私が早くて……」と言う曜ちゃんを見て、曜ちゃんから何かを察したのでしょうか。

 

1,2年生がコンビニでたむろしている間、3年生はダイヤが抱えた書類を処理していました。今まで1人でやってきたのですから、仕方ありません。

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落ちた書類の中には、懐かしのスクールアイドル部の申請書類が。鞠莉は「てっきりスタートはちかっちと梨子かと思ってましタ」と漏らします。

「そう思われても仕方ないですね。今の状況からすると」と書類を受け取ったダイヤですら、この言い回しです。

余談ですが、千歌ちゃんは、自己紹介でも「ちかっちって呼んでね!」と言ってる割に、アニメでは鞠莉にしか呼ばれてません。

 

コンビニ練習も終わり帰り道、1人で歩く曜の背後に不穏な影が……

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懐かしのわしわしMAX。

μ‘sの女神の東條希の必殺技は、Aqoursにも受け継がれていきました。

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まあ投げられるんですけど。

流石の曜ちゃん。そのうち地下闘技場とかで戦い出しそうな気がします。

わしわしの犯人は鞠莉でした。鞠莉は曜ちゃんに言うことがあってここまできたそうで。おもむろに切り出します。

「ちかっちを梨子に取られて、ちょっぴり、嫉妬ファイア~~~が、燃え上がってたんじゃないの?」 

どうやら図星のようで、言いづらそうな曜ちゃん。

「ぶっちゃけトーク、する場ですよ」と言いづらいことを聞こうとする鞠莉。マジえんじぇー。

曜ちゃんは鞠莉の隣に座ると、自分の思いを打ち明けます。

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「私ね、千歌ちゃんと一緒に何かやりたいな、って思ってたんだけど…」 

「だから、千歌ちゃんが一緒にスクールアイドルやりたいって言ってくれたときは、凄く嬉しくて…」 

 

「でも、すぐに梨子ちゃんが入って、千歌ちゃんと2人で歌作って……気づいたら、みんなも一緒になってて……」

 

「それで思ったの。もしかして私と2人は、嫌だったのかな、って」

曜ちゃん思ったより深刻でした。

今にも泣き出しそうな曜ちゃんに、鞠莉は訴えかけます。

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「何ひとりで勝手に決めつけてるんデスカ!」

「曜はちかっちのことが大好きなのでしょう?」

 

「なら、本音でぶつかった方がいいよ」 

鞠莉は窓の外を見ながら声をかけます。

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「大好きな人に本音を言わずに、2年間も無駄にしてしまった私が言うのだから、間違いありまセン!」 

この言葉に背中を押され、曜ちゃんは千歌ちゃんに本音を言おうと決心します。

そして、翌日へとつながっていきます。

鞠莉は、自分の歩んできた過去を、人にもう1度踏んで欲しくないという願望が伝わってきます。あの時の自分を、今の曜に重ね合わせたのでしょうか。自分のこともありましたが、Aqoursのことを1番に考えてくれているのは彼女」なのかもしれませんね。

今の鞠莉は、果南と仲直りしてから、吹っ切れた感じがして、凄く良い雰囲気です。

Aqoursの女神筆頭候補ですね。株爆上がりです。

 

それぞれのステージ

さて、お忘れでしょうか。梨子ちゃんのピアノ発表会のことを。Aqoursラブライブ予選のことを。

 

曜ちゃんの思い込みも無事解決して、舞台はラブライブ予選。場所は静岡市民文化会館または沼津市民文化センターだと思われます。

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本番前、舞台袖でAqoursは円陣を組みます。同時刻、ピアノ発表回前の梨子ちゃんも円陣の手を合わせます。

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この円陣の演出は素晴らしいと思います。「ああ、Aqoursは9人なんだ」と、そういう気持ちにさせてくれます。離れた場所に居ても、9人で頑張っている、という感じが伝わってきて感動しました。

 

そして、Aqoursは新曲を披露します。

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曲は『想いよひとつになれ』です。

シンプルな詞が心に染み渡るいい曲です。Aqoursの振り付けは良いものが多いのですが、今回は1人1人がピアノを弾くような振り付けがありました。シンプルですが、伝わりやすい振り付けですね。

スタートポジションは千歌センターオンリーになったようです。

曲の「どこに居ても~」のときに桜1色にライトが染まるのですが、ライブでやるとしたら大変だなと思いました。

他にも、鞠莉が「ロ~ックオ~ン」したり千歌ちゃんと曜ちゃんがしっかり2人の動きができていたりと見所が多い曲でした。

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※ファッションモンスターではないです。

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曲の終わりに、Aqoursの面々は拳を宙に突きつけます。

同時に、曲を終え盛大な拍手を受けた梨子ちゃんも、手のひらを宙に突き上げます。

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ここで手の形が違うのは、届いた想いを受け止める、という意味がこもっているのでしょうか。そう思いたくなる演出でした。

 

何はともあれ、2つの会場で、Aqours9人は、ステージを成功させました。

 

余談ですが、SaintSnowも北海道予選を通過しています。

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彼女たちも田舎上がりだったのですね。てっきり東京かと思っていたので。そう考えると東京のイベントで9位って凄まじい気もします。全国でも28位、7話時点で100位前後のAqoursと比べても差は歴然です。

これからこの2つのグループがどうなっていくのか楽しみです。

 

それでは、総評です。

今回は、概ね期待通りでした。可もなく不可もなくといった感じです。

曜ちゃんの心境や新曲が見られたのは良かったのですが、割と強引に進めるような描写も多く見受けられました。曜ちゃんが都合よく誤解するように仕組まれた演出もあんまり気に入りませんでした。

鞠莉との会話シーンはかなり好きなのですが、鞠莉自体も結構強引に動いていたのでリスキーではあるとは思いました。

曜ちゃんの目線で1話を使う感じではありましたが、ところどころ第3者の目線になっていたりと全編通して感情移入できるものではなかったですが、結構身近なところでも良くあるような感情を、上手く捉えられているなと思いました。

サ!!はキャラクターの心理描写が巧みなので、毎回楽しみに見させてもらっています。今回も、曜ちゃんに共感できる人もいるのではないのでしょうか。

あと、EDは曜ちゃんのソロで、イケボぶりが発揮されてとても良かったです。

そんな回でした。

 

次回は、お互いの結果発表回ですね。突破して欲しいところですが、その場合どうなるのか、目が離せませんね。

 

それではまた明日にでも。