ラブライブ!サンシャイン!! 第十話感想的なアレ(ネタバレ注意)
こんばんは。
最近は夜や朝が肌寒いですね。まだまだ蒸し暑い7月頭から始まったラブライブ!サンシャイン!!も早いものでもう10話です。
Aqoursが9人揃って初のエピソードなので楽しみです。
それでは振り返っていきましょう。
まだ観ていない方はこちらから、お早めに
TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』挿入歌シングル「夢で夜空を照らしたい/未熟DREAMER」
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以後、ネタバレ注意です。
第10話をまとめると、
- 合宿(?)回!
- 梨子の決断と千歌の答え
- 実は曜ちゃん回でもある
それでは、順を追って……
合宿(?)回!
前回は、簡潔に説明するとAqoursが9人揃いました。
そこから少し日が経ち、浦の星女学院は夏休みに突入します。
「夏休みといえば?」というダイヤの問いに対し、的外れなことを言うAqoursの面々、言わずもがな、ダイヤは説明します。
そこには「遠泳10キロ」などの懐かしい文字が。どうやら、ソースは不明ですがμ‘sの合宿メニューとのこと。そうです、合宿を行います。
ダイヤが仕切っていますが、空回り感が否めません。流石に前作の生徒会長は”まだ”しっかりしていましたよ。
各々の色々な予定も重なり、宿泊施設も決まらない中、千歌や果南が、海の家の手伝いをすることを思い出します。千歌の家は旅館をやっており、すぐそこは海とラブライブ!的合宿の条件は満たしました。
そこで、Aqoursメンバーは、海の家で手伝いをしつつ、スクールアイドルの特訓をすることにします。
しかし、手伝うはずの海の家は、どう見てもひどく寂れていました。隣のパリピが集まる海の家に客を取られてしまっています。
意気消沈する一同に、鞠莉が一喝します。
「私たちはラブライブの決勝を目指しているのでしょう?あんなチャラチャラした店に、負けるわけにはいかないわ!!」
それに乗せられ、ダイヤにも火がつきます。
「鞠莉さん……あなたの言う通りですわ!!」
「Aqoursでこの海の家の救世主となろう!」と何だか熱い展開に。
サブタイトルのシャイ煮もしっかり回収します。
ちなみに、合宿回では各キャラが掘り下げられるのですが少し紹介
- 曜→料理もできるオールラウンダー
- ダイヤ→姉バカをオープンに見せるポンコツ、やってることは間違いないのだけど結果にコミットしないポンコツ、仕切るけど空回りのポンコツ、世間知らず感丸出しのお嬢様、銭ゲバ
- 千歌→相対的に常識人
- 果南→ポテンシャルは最高クラス、運動能力高い
- 鞠莉→センスの塊
これだけでは意味不明だと思うので、是非とも本編をご覧になってください。
そんな中でも海の家は順調に売上を伸ばしていきます。
合宿している描写はあまりないのですが、恐らく順調なのでしょう。
ちなみに、前、記事にも書いたシャイ煮ですが
新鮮な高級魚介を使った(煮物?)料理です。1皿10万円相当とのこと、アワビが丸ごと入っていました。
使ったのかは不明ですがマンボウも映像には映っていました。調べたところ、こちらのブログで
とあるので、そこそこ高いのではないかと思われます。まあ、サイズ的に妥当な価格の気もしなくはないですが。
こうして、Aqoursはラブライブ予選突破を目指し、特訓するのでした。
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梨子の決断と千歌の答え
今回は合宿と並行して別のストーリーが展開していきます。どちらかというとこちらが本編です。
梨子はメンバーにある隠し事をしていました。
桜内 梨子 様
この度、開催されますピアノコンクールの出場登録期限が迫っておりますので、お知らせ致します。
梨子は、ピアノコンクールへの出場を迫られていました。しかも、コンクール当日はラブライブ予選と同じ日、どちらかに出るためにはどちらかを諦めなければなりません。
合宿中、梨子は、しがらみを振りほどくように、コンクールの出場を迫るメールを削除します。
時を同じくして、偶然にもコンクールの話を聞いてしまった千歌は、夜、梨子と二人きりで真相を確かめます。
梨子は話します。
「自分に聞いたの。どっちが、大切なのか。すぐ答えは出た。今の私の居場所はここなんだ、って。」
梨子は、コンクールを諦めてラブライブ予選の方を選びました。
「そっか。分かった、梨子ちゃんがそう言うなら」
千歌も一時はこれを受け入れます。
翌日、千歌、梨子、果南(1年時作詞経験有)は一緒に曲について相談します。
「大切なもの」それが、今回の歌詞のテーマのようです。大切なものと聞いて、浮かない顔をする梨子、千歌は梨子の机の上の楽譜に目をやります。
その夜、またもや千歌は梨子と二人きりで、今度は浦の星の音楽室で新曲を聴きます。
2人は海辺に移動します。曲の感想を言い合っているうちに、千歌は思いを伝えます。
「梨子ちゃん、ピアノコンクール出て欲しい」
核心を突かれたようにはっとした顔をする梨子。千歌は続けます。
「スクールアイドルを続けて、梨子ちゃんの中の何かが変わって、またピアノに前向きに取り組めたら、素晴らしいな、って。」
「でも……」と声を漏らす梨子に、千歌は訴えます。
「この街や学校や、みんなが大切なのは分かるよ。でもね、梨子ちゃんにとってピアノは、同じぐらい大切なものだったんじゃないの?」
「その気持ちに、答えを出してあげて」
目的より友達を優先する千歌に、梨子は飛びつきます。
「あなたって……本当、変な人…」
そして、2話と同じ構図のまま、朝を迎えます。
この千歌の選択は、本当にすごいと思いました。あれだけ大切に、頑張ろうと強く意思を持っていた目標よりも、友達の悩みの方を優先させています。誰にも真似できることではありません。自分がラブライブを諦めてまで。友達思いなんていう軽い言葉で片付けられないほど、2人の間には絆があるんだなあ、と。
この辺は、悪い話前作の主人公と対照的に描かれてしまいますね。前作主人公が、あまりに軽率で自分勝手かが浮き彫りになってしまったような気がします。前作は少なくとも、友達のために何かを諦めることはしませんでした。結構自分のためにすることも多かったですよね。
- 穂乃果には、リーダーとしての素質はあっても、同じ目線には立てない。
- 千歌には、リーダーとしての素質はなくても、同じ目線に立てる。
と、いったところでしょうか。
実は曜ちゃん回でもある
今回、料理もできるというオールラウンダーぶりを発揮した曜ですが、それ以外にも、曜には気になる一面が見られました。
千歌に向かって「どうしたの?」と声をかけた曜ですが、千歌の視線の先には梨子がいる。という構図なのですが、ネットでは「修羅場」と言われているようです。
三角関係、というわけではないですが、2年生の中では、曜だけが取り残されてる印象はありますよね。それが嫉妬とかに繋がるかは不明ですが、もどかしさやわだかまりが生じることは十分にありえると思います。
それが、悪い方向に転じなければ、良いんですが……。
総評です。
今回10話は、いい意味で予想を裏切ってくれました。
完全なギャグ回を予想していましたが、適度にシリアスが挟んであって、テンポが良かったですね。小ネタも多かったです。
サブタイのシャイ煮は、物語にあまり影響しませんでしたが、インパクトは大きかったです。正直、食べてみたいですよね。
曜や2年生周辺の関係が気になる回でもありました。それが他の学年に波紋を呼ぶ気がします。特に、3年生がどう反応するのか楽しみです。
シリアスは考えさせられるものでした。ラブライブ!ではあまり無いような展開をサンシャイン!!はしてくれるので毎週楽しみにしています。心理描写がしっかりしているのも良いですよね。
次回は「友情ヨーソロー」、曜ちゃん回でしょうか。「ヨーソロー」とは「全速前進」の意なのでいい方向に転んでくれることを祈るとしましょう。
千歌ちゃんが壁ドンを食らっているシーンがありましたが見なかったことにします。
それではまた明日にでも。