ラブライブ!サンシャイン!! 第九話感想的なアレ(ネタバレ注意)
おはようございます。
昨日は兵庫に住んでいる友達が帰省していて、1日中遊んでいました。昔の友達に会うと、友達だけじゃなく自分についても新たな面に気づけるので楽しいですね。
リーズナブルでボリューミーな中華料理屋も見つけたので一石三鳥ですね。
さて、ラブライブ!サンシャイン!!(以下サ!!)も第9話となりました。僕は先ほど述べた用事もあってかリアルタイムで観ることは叶いませんでしたが、後から観て、とても感動してしまいました。リアタイで観た方はとても羨ましいです。
ライブビューイングで観た方はさらに羨ましいです。
前置きが長くなりました。それでは、あらすじと感想を書き綴りたいと思います。
まだ観ていない方はこちらから。来週まで視聴できます。
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以後、ネタバレ注意です。
第9話を簡単にまとめると
- 花火大会(回)!3年生加入!
- かなまり回!←こっちがメインです
- 9人揃った「Aqours」
それでは順を追って…
花火大会(回)!!3年生加入!!
前回、再スタートを切ったAqoursですが、今回のAqoursは2つの動きがあります。
- 3年生加入
- 花火大会
ここでは、後者について説明します。ここで3年生加入について言及しないのは、後に説明するからです。詳しくは、また後で。
さて、Aqoursは沼津の花火大会のステージに招待されます。他のメンバーは行く行かないで悩んでいるため、千歌に相談します。
千歌は「やろう!」と提案。一同は賛成。花火大会に向けての練習が始まります。
しかし、千歌は浮かない表情。曜や梨子が尋ねると、前回のダイヤの発言が気になっている様子。(場面転換によりこう推測しましたが、千歌が「これで本当にいいのか」と悩む描写にも見えなくもないです)
千歌は練習中、果南が踊っているところを目撃します。
綺麗な踊りに見惚れますが、一度断られているのもあってか、スクールアイドルに引き込むつもりもない様子。
その日から果南は浦の星に復学しました。
3年生の関係性が心配な千歌たちですが、上の階からスクールアイドルの衣装が落ちてきます。
衣装に命をかける曜ですが、わざわざこんなもの、上の階で何が起こっているのでしょうか。
鞠莉が果南を誘おうと必死でした。
前回8話の果南がやったように、ハグ戦法で挑む鞠莉ですが、必死に振りほどこうとする果南。千歌たちも駆けつけますが、すでに人だかりもできていて近所迷惑な状態に。ダイヤは画像では分かりづらいですが、中立ではなく果南寄りです。
千歌は、「このままじゃ埒が明かない」と人混みをかき分け、渦中のグループに近づくや否や、
「いい加減に、しろーーーーー!!!!!!」
と一喝。Aqoursの面々は3年生の事情を全く知らないので、放課後部室に集め、話を聞くことに。というより、半ば強引に強要しています。
放課後話を聞いても、果南は頑なに心を開きません。ダイヤが、東京で歌えなかったことを言ったことを知って目くじらを立てたり、Aqoursの面々が自分の踊りを見ていたことを知って赤面したりしましたが、進展はせず、話も聞けずじまいです。
梨子は、果南の肩を持ったダイヤに疑問を感じ、「何か知っていますよね?」とダイヤに尋ねます。
どうやら図星のようで、そのまま成り行きのような形で、ダイヤ邸で詳しく話を聞きます。
ダイヤは、東京のあの時、なぜ歌えなかったのか、堅い口を開きました。
あの時、鞠莉は怪我をしていて、このままステージをしていれば、悪化して事故も起こるかもしれない。だから、「歌えなかった」のではなく「歌わなかった」
それを聞いて、鞠莉はなぜ自分にそれを言わなかったと激怒。果南に話をつけにいきます。
この話は次項で説明します。
さて、一件落着、と肩の荷が降りるダイヤですが、Aqoursの魔の手が差し伸べられます。
余談ですが、この時に、ダイヤの中では果南と鞠莉がAqoursに加入する、ということになっています。描写はないですが、2人なので、まあそうなるだろうとダイヤが踏んだのでしょうか。
「親愛なるお姉ちゃん、ようこそ、Aqoursへ。」
生徒会の仕事を気にするダイヤですが、仕事はAqours全員でやる、という合理的解決をします。
これで3年生も加入し、Aqoursとして揃った9人は花火大会のステージに臨みます。
曲は「未熟DREAMER」3年生が作っていた曲です。
メタルロック好き設定の鞠莉が作曲したのか、冒頭のギターサウンドが印象的な曲です。3年生が、1年のとき着ていたスクールアイドルの衣装を早着替えする演出は、Aqoursが9人揃ったのを表しているのでしょう。
曲の最後の指で「S」の字を作ってそれを打ち上げる振付は、個人的にかなり気に入ってます。
未熟DREAMERの指で「S」の字作って空に打ち上げる振付ほんと好き、1stでやりたいなあ… #lovelive_sunshine pic.twitter.com/hrxBs4evrT
— ごりち (@gorigorich1) August 27, 2016
「夢で夜空を照らしたい」から次はアップテンポな曲がくると思いましたが、しっとり系のバラードでした。「僕たちはひとつの光」のような演出もあって、とてもよかったです。
こうして、9人揃ったAqoursは、花火大会を成功させ、次のステップへ進むのでした。
かなまり回(本編)
お待たせしました。本編です。
前項をご覧になった上で読んでもらえるとさらに楽しめると思います。
シーンは冒頭に遡ります。
「私、スクールアイドルをやめようと思う」
「ダイヤも同じ意見、もう続けても意味がない」
「終わりにしよう」
東京で、鞠莉の怪我を気にしてわざと”歌わなかった”果南ですが、ダイヤと共にスクールアイドルをやめようと決意します。鞠莉は、「”歌えなかった”程度」でなぜやめるまでに至るのかが、いささか疑問に感じていました。
もちろんこれにも理由があります。
鞠莉は、家柄や育ちから、海外の学校への留学の誘いが沢山来るのですが、スクールアイドルで学校を救いたいという理由から、それらを全て断っていました。
それを聞いた果南は「スクールアイドルを続けることで鞠莉の未来の色んな可能性が奪われてはいけない」と鞠莉のためにスクールアイドルをやめることを決意します。ダイヤもそれに合意、これで3年生のスクールアイドルの幕は閉じます。
その話をダイヤ邸で聞いた鞠莉は、
「1発ぶん殴る」
と少年漫画のようなセリフを残し、ダイヤ邸を後にします。ダイヤも止めに入りますが、その制止も振り切り、雨降る中学校に向かい、果南を呼び出します。
果南を呼び出すや否や、「なぜ言わなかったの」と宣言通り果南の右頬に1発平手打ちをかまします。
「私が果南を想う気持ちを、馬鹿にしないで!」
果南も、今までの思いの丈をぶつけます。
「だったら素直にそう言ってよ。リベンジだとか、負けられないじゃなく、ちゃんと言ってよ!!」
「だよね……」と鞠莉も自分の右頬を差し出します。走れメロスみたいな状態ですが、皮肉にもセリヌンティウス(鞠莉)の方からメロス(果南)に向かっていますね。
果南も手をあげようとしますが、幼き日の記憶が蘇ります。
小原家に忍び込んだ果南とダイヤ、運悪く鞠莉に見つかってしまいます。少し焦りますが、果南は開き直ったように、
「ハグしよ」
と胸を差し出します。今も、あの時のように。
鞠莉は迷わず胸に飛び込みます。2年間、心を開かずにいた2人は、初めて心が通じ合いました。2人はお互いを強く抱きしめ、泣きじゃくるのでした。
この演出は音楽も含め是非とも映像で観てもらいたいです。初めて観たときは鳥肌が立ちました。何度見ても感動します。前回の8話も含め、今回の9話で泣いたという方も少なからずいると思います。それだけ、心にグッとくるものがありました。
9人揃った「Aqours」
さて、今回の記事もまとめです。前作のµ‘sは8話で揃いましたが、Aqoursは結果9話で揃うこととなりましたね。
やはり、9人揃うと「おお…」ってなりますよね。
先日投稿した考察では
「3年生は同時に加入」は読めていましたね。ですが、結果としてダイヤが最後になるとは思っていませんでした。少なからず、ダイヤが先だと思っていたので。
さて、言い忘れていましたが、3年生は以前スクールアイドルをしていた時「Aqours」というグループ名で活動していました。
おや、偶然ですね。
そう、あの時「Aqours」の文字を書いたのは、曜でもなく果南でもなくダイヤだったのです。よくバレませんでしたね。このイタズラ小僧みたいな顔がベリーグッドです。
さあ、総評です。
第9話、総評すると、期待以上の神回でした。
あの大舞台で「歌わなかった」選択をする果南のメンタルの強さ、ハグや雨の中走る鞠莉の演出、新曲や小ネタに至るまで、最後まで丁寧に作ってあって満足のいくものでした。
実は、第9話はたった2,3日の中で行われているので、ライブでの完成度の高いパフォーマンスに対しての疑問だったりとかが全く芽生えませんでした。
前回の8話と併せて観ると、3年生だけでなく、千歌や他のAqoursメンバーの心境の変化も感じられて良かったです。
大満足でした。
次回は第10話です。サブタイトルは「シャイ煮はじめました」
Aqoursのニコ生から生まれた単語です。ネタ回になりそうですね。
1クールで終わると考えるとあと3話か4話なので、箸休め回といったところでしょうか。8話9話が怒涛の展開でしたので、まあ必要かと。
8話9話のシリアスを心の中で反芻して、10話に臨んでいきましょう。
それではまた明日にでも。